リレンザは吸入器に入れて粉末を吸入するという仕組みなので、普段あまりそのようなかたちで薬を服用することは少ないと思うので馴染みがないかもしれません。リレンザについていろいろ学んでいきましょう。

リレンザについて正しい使い方を説明する男性

平成27年度に流行警報、感染後リレンザを使用し安静

 インフルエンザは近年、新型の出現が常に危惧され、危険な状況が続いています。平成27年度の2月の時期には、都内に流行警報も出ました。インフルエンザの流行情報には常に気を配り、感染したらすぐ医療機関で受診し、リレンザを使用することです。リレンザを、感染から48時間以内に吸入すれば、インフルエンザウィルスの増殖をストップさせることができ、回復までの期間を短縮させることが可能となります。リレンザを吸入したあとは、安静を心掛け、暖かくして休みましょう。即効性がある薬なので、すぐ治ったという報告も少なくありません。インフルエンザのB型であれば、タミフルを使ったときより、平均して17時間も解熱までの時間を短縮できます。A型インフルエンザの場合も解熱までの時間が短縮できるとわかっています。
 インフルエンザは風邪の一種であるため、安静にして寝ていれば、ほとんどの場合1週間ほどで治癒できますが、高齢者や呼吸器系に疾患のある患者の場合は、こじらせて肺炎球菌による肺炎を併発する可能性もありますので、感染初期にリレンザを適切に使うことが望まれます。喘息患者の場合は、粉末の吸入により、気管支が炎症を起こすこともあり得ますので、事前に気管支を拡張させる措置をとることが大事です。同居する家族がインフルエンザに感染した場合には、65歳以上の高齢者や、呼吸器系に疾患のある患者などは、予防としてリレンザの処方が受けられます。予防としての利用になるため、健康保険は適用されませんが、リレンザは予防薬として使用した場合に、最も効果が発揮できるとも言える薬ですので、使用する価値は十分あると考えられます。感染率を十分の一程度に減らすことができます。